<イミュニティ>A60&G50は<防水仕様>をラインナップ
一般的にLED電球は室内用として設計されていますので、屋外や浴室など雨や水がかかるような場所では使用できません(防雨、防湿型照明器具内で取り付ける場合は条件付きで使用可能としているLED電球はあります)。
電球内部に水が浸入すると回路がショートし部品が故障します。漏電、発火、感電の可能性があるので、非常に危険です。
また湿度の高い場所で使用し続けると、LED電球の内部に結露が発生し、電子部品が損傷する可能性があります。これにより、寿命が短くなったり、故障の原因となることがあります。
従って屋外など雨水がかる場所でLED電球を使用する場合は、「防水仕様」のLED電球を選択する必要があります。
弊社LEDフィラメント電球<イミュニティ>シリーズのA60とG50では、<防水仕様>製品をラインナップしています(A60は2025年1月販売予定)。
防水保護等級IPX5のJIS試験に合格していますので、軒下灯、庭園灯、提灯、屋外ベントなど、雨水がかかる環境下でも使用することが可能です。
JIS C 0920:2003, 保護等級IPX5試験に合格
試験機関:一般財団法人 日本品質保証機構(JQA)
防水ソケットが必須
しかしLED電球が防水仕様だからと言って、接続するソケットが一般的な普通の室内用ソケットの場合は、雨水がかかるような屋外その他の場所では使用するこはできません。
なぜならソケット内に水が浸入するとショートしてソケット器具及び電球が破壊される可能性があるからです。また漏電、発火、感電の危険性もあります。
従って雨や水がかかるような場所では必ず「防水ソケット」との併用が必須となります。
提灯コード(スズランコード)について
寺社、お祭り、商店などの提灯には提灯用の電源コードが使用されます。
提灯コード(スズランコード)は提灯をつけないで使用される場合も多々あります。ラーメン店、居酒屋など飲食店の軒先、ガーデンテラス、屋外イベント会場などで提灯コード(スズランコード)は使用されています。
これは提灯コード(スズランコード)のソケット部分の写真です。この製品を製造された会社は国内企業で古くから提灯コードを製造されており、防水規格適合試験を受けて防水保護等級IPX3に適合させています。もし提灯コード(スズランコード)について弊社に相談があればこういう防水ソケットを推奨したいと考えています。
余談ですが、この企業のblog記事に、防水ソケットの安全性に関して社長がいろいろと言及されており、例えば『今現在巷で実際に使用されている他社製の一般的な提灯コード(例えば町内会のお祭りやイベントで使われているもの)は、ほぼ全てが防水認定を取れていません。』と書かれています。ネットでは防水防塵「IP65」表記の防水ソケットが販売されているが、その真偽を確かめたいと以前から思っていた。機会があれば一度訪問して話をお聞きしてみたいと考えています。
ただし防水ソケットであっても使用方法が適切でないとソケット内部に水が入ることがありますので注意が必要です。提灯コード(スズランコード)は一般的にソケットが下向きになりますので、通常雨水がソケット内に流入する可能性は低いのですが、しかし人や動物、モノとの接触でソケットが上向きになって水が入り込むリスクはゼロではありません。また強い風雨の時はソケットが風に煽られて水が侵入するリスクがあるので、そのような天候の場合は一時的に撤去するなどして対処する必要があります。
防水ソケットコードは定期点検が必要
電球ももちろんですが、提灯コード(スズランコード)などの防水ソケットは屋外で使用されますので、紫外線や風雨にさらされることから劣化の進行が早く進むと考えられます。特にソケット口のゴムの劣化、ソケット頭部の電源配線口のコーキング劣化などが考えられます。こういった箇所から水が侵入するリスクが高まりますので、定期的な点検を行い不良時には交換することが必要になります。