DALI、KNX対応の店舗、施設向け調光器について（1）

弊社のLEDフィラメント電球「プレミアム」は全国のホテル、結婚式場、レストラン、店舗、公共施設等々様々な場所でご使用いただいております。調光が必要とされる箇所でのご使用が多いのが一つの特徴です。

近年あらゆるシーンでデジタル化が進んでいますが、同様に照明制御でも国際標準規格『DALI』『DALI-2』に見られるようにデジタル、双方向通信による照明設備の一元制御化が図られるようになってきました。さらにはブラインド/カーテン、空調、監視カメラ、その他の設備とのネットワーク化を図って、建物全体を制御・統制するビルマネジメントシステム構築へと進化してきています（BACnet、KNXなど）。

日本の大手照明器具メーカーも『DALI』対応の照明器具を発売しそのアイテム数も増えてきていますが、制御するシステム機器はヘルバー、ルートロン、ワゴなどの海外メーカー製に依拠しているようです。

このページでは、そのようなデジタルシステムの下でも、弊社のＬＥＤ電球が各調光制御機器とうまくマッチングして、正常に動作し良好な調光ができるかどうかの検証をしていきます。

ルートロンのGRAFIK Eye QSは、住宅から商業施設まで、照明空間を幅広く実現するプリセット調光システムです。
専用インターフェースとの併用でさまざまな光源のコントロールが可能で、DALI調光方式、位相／逆位相制御方式、PWM制御方式、DMX制御方式などに対応しています。

位相調光制御は本体に内蔵しており調光対応のＬＥＤ電球を制御することができますが、専用インターフェースのマルチパワーモジュールの併用が指定されています。検証では「逆位相式」のマルチパワーモジュールを使用しました。
また説明書では、（調光対応）ＬＥＤ電球によっては不点・ちらつきが発生する場合があるため、必ず事前にマッチングが必要としています。